通信とデータの約束
「あなたから見えないところでは、何もしない」。Casement がすることは、すべてこのページに書いてあります。
要点
- Casement が通信する相手は、あなたのコンピュータとあなたのデバイスのあいだだけです。中継サーバーも、アカウントもありません。
- 広告・解析・トラッキング・テレメトリは入っていません。
- コンピュータの Casement Home は、自分からインターネットに接続しません。更新も取りに行きません。
ただし「一切の通信をしない」わけではありません。近くのコンピュータを見つけるための告知と、名前の解決は Casement 自身が行います。App Store や OS の確認、Tailscale の通信は、OS や Tailscale が行うものです。このページの一覧が、そのすべてです。
通信する相手
- コンピュータの Casement Home は、自分が受けた接続にだけ応えます。自分からほかの相手に接続しません。
- デバイスの Casement は、あなたが選んだコンピュータ(一覧から選んだ、手で入力した、またはそのコンピュータが名乗った宛先)にだけ接続します。
- 映像・音・入力は、コンピュータとデバイスのあいだを直接流れます。家の外からは Tailscale を通ります。
Casement 自身が行う、そのほかの通信
| 通信 | だれが | 送るもの | 止めたら |
|---|---|---|---|
| Bonjour / mDNS(同じネットワークの中への告知) | コンピュータとデバイス | コンピュータの名前・Casement Home の ID・ネットワーク内のアドレス | 近くのコンピュータが一覧に出なくなります。覚えている接続先と、手で入力した宛先からは接続できます |
| 名前の解決(DNS の正引き) | デバイス | 接続先の名前(Tailscale の名前や、手で入力したホスト名) | 名前で接続できなくなります。IP アドレスでは接続できます |
Casement Home は、Tailscale の接続先を数値の IP アドレスで伝えます。名前を取得するための逆引きは行いません。
この告知は、同じネットワークにいるほかの人にも見えます。載るのはコンピュータの名前・ID・ネットワーク内のアドレスだけです。Tailscale の宛先は、ペアリングを済ませたデバイスにだけ渡します。
OS や Tailscale が行う通信(Casement は宛先も中身も持ちません)
- App Store: Casement の入手・アップデート・購入・購入の復元。OS が Apple と通信します。
- OS の確認: Casement Home を開くとき、OS が公証と開発者の証明書を確かめます(Mac では Gatekeeper)。
- クラッシュの報告: Casement を使っているデバイス(Mac を含みます)では、あなたが OS の設定で「App デベロッパと共有」をオンにしているときだけ、Apple を通じて届きます。App Store の外で配布している Casement Home からは、作者に届く経路はありません。Casement が自分で送ることはありません。
- Tailscale: 家の外から接続するときの経路は、Tailscale が提供します。
- あなたがボタンを押して開くページ: casement.win や、Casement Home のダウンロード先の共有。Casement は OS に「開いて」と頼むだけです。
やらないこと
- 広告・トラッキング・解析・クラッシュ収集の SDK を組み込むこと
- 自前のサーバーを置くこと(中継・アカウント・ライセンスや購入の確認・テレメトリ・更新の配信)
- Casement Home がインターネットから更新を取りに行くこと
- 動作の記録(ログ)を勝手に保存すること
暗号と認証
- 通信は DTLS 1.2 以上で暗号化します。コンピュータとデバイスのあいだで、直接、暗号化して送ります。それより古い版では接続しません。
- 暗号の鍵は接続するたびに作り直します。前の接続のセッションを使い回しません。
- 初回接続時は、デバイスとコンピュータに同じ 6 桁の数字列が表示されます。コンピュータで許可ボタンをクリックしたデバイスだけが接続できます。
- 2 回目からは、デバイスごと・コンピュータごとの鍵で、接続するたびに確かめます。
- Casement Home の設定画面から、ペアリングを外せます。外すと、いま接続中でもその場で切れます。
- 証明書はコンピュータの Casement Home が自分で作ります。証明書の発行元やクラウドには頼りません。デバイスは最初に確かめたコンピュータの鍵を覚えていて、違う鍵の相手には接続しません。
- デバイスの鍵は、そのデバイスの中にだけ置きます。iCloud の同期やバックアップには乗りません。
- コンピュータの鍵は、OS の鍵の保管場所(Mac ではキーチェーン)の中の、Casement と Casement Home だけが読める場所に置きます。ほかのアプリからは見えません。iCloud などの同期には乗らず、ほかのコンピュータへも移りません。
データ
- 映像・音・入力は保存しません。例外はホーム画面のウィジェットの背景だけです。「背景にデスクトップのウインドウ」をオンにしたウィジェットのアプリに限り、最後に見たウインドウを強くぼかした小さな画像(360×360)を、アプリごとに 1 枚だけデバイスの中に残します。ぼかす前の画像はファイルにしません。ウィジェットを外すかオフにすると、次に Casement を開いたときに消えます。
- Casement を裏に回すと、iOS と iPadOS がアプリの切り替え画面のために、そのときの画面をデバイスの中に残します。OS の働きで、Casement はこれを使いません。
- Casement Home は、既定では動作の記録(ログ)を保存しません。ログにはウインドウのタイトルやアプリ名が入るためです。
- クリップボード: 共有がオンのとき、コピーされたテキストをコンピュータとデバイスのあいだで送受信します。送信するタイミングは、コンピュータでコピーしたとき(コンピュータ → デバイス)と、デバイスでコピーした文字をコンピュータで貼り付ける直前(Mac では ⌘V。デバイス → コンピュータ)です。画像やファイルは送信しません。デバイスの Casement の設定「クリップボードを共有」をオフにすると停止します。
- コンピュータとデバイスの外に、Casement が何かを送って貯めることはありません。
更新
- デバイスの Casement は、App Store で更新されます。
- Casement Home は、自分で更新を取りに行きません。新しいバージョンの Casement から接続されたとき、それを手がかりにコンピュータに「新しい Casement Home があります」と表示します。ダウンロードは、あなたがブラウザで casement.win から行い、ファイルが正しいかは OS が確かめます(Mac では Gatekeeper と公証)。
確かめ方
通信に使う API の呼び出しは、ビルドの検査で数えています。数が増えたり減ったりすると、検査が止まります。ただし、この検査で分かるのは呼び出しの数だけです。接続先や使っている部品は、変更のたびにコードを読んで確かめています。このページの一覧は、その両方で確かめたものです。
Little Snitch や LuLu などの通信を見張るアプリで、あなた自身が確かめることもできます。
脆弱性の届け出
セキュリティ上の問題を見つけたら、[email protected] へお知らせください(security.txt)。